ジャンプNEXT!2013AUTUMN感想 格闘漫画家の雛の誕生号

【一言近況】
いやあ、昨日は台風がひどかったですね!
厳密には昨日というより今朝方までひどかったんですが
今この感想を書いている時点では
半日前の嵐がウソのように晴れ渡っています。

ではジャンプNEXT感想です~。

【ポチクロ(松本直也)】
・良かった点
ねこわっぱ!の松本先生の読切です。
前にも読切描いてたような気がするんですが
(ググったら『四海演武』というタイトルでした)、
あれが連載化してないということは
ウケがイマイチだったんでしょうねえ…。

それを受けての今回の読切ですが、
正直言って、特に何ということもないというか…(笑)
別に悪い所はなかったんですが、
どこが良かったかと言われても「う~ん?」て感じ。

全体的に過不足なくきちんとお話としてまとまっていて、
ミストナーガを含めてキャラ達も良かったです。

・悪かった点
↑でも書いたんですが、
特に印象に残ることがない、っていうのが
やっぱり一番痛いですね。
これを連載で読みたいか、となると微妙だし、
20週くらいで終わってしまう気もします…。

感想書いてて思ったんですが、
ちょっとブラッドラッドに似てますね。
まああっちはヒロインが魔界に着いて早々
魔物に食べられてしまうわけですが(笑)


【サイボーグチルドレン(馬上鷹将)】
・良かった点
始まって1ページでこの世界の設定を
全部説明してくれたのは良かったです。
あとあとの説明ゼリフが最小限で済みましたからね。

主人公の能力は関節強化ということで。
最初は脚力強化かと思わせられましたから
これはいい感じに予想を裏切ってくれたと思います。

この主人公にはぜひマッハ突きを会得してもらいたい。

・悪かった点
設定的なこととして、明らかに日常生活で必要な範囲を超えた
尋常でない性能をサイボーグとして子供たちに持たせてしまった、というのが
「いやいやいや…ないわ~」となってしまいました。
キンバ博士というのが、サイボーグチルドレン同士による
覇権争いでも目論んでいた、とかいうなら分かるんですが
単なる治療の結果そうなっちゃった、というのは微妙でした。

あと個人的な好みですが、絵をもうちょっと頑張ってもらいたい。


【BABY BOO!(木村勇次)】
・良かった点
新人作家さん紹介ページがなかったんで、ググってみたら
去年のNEXTに『elec trick.-エレックトリック-』という作品を
描いていたようです。

…まったく覚えてない…orz

これでも、NEXT感想書いてらっしゃる他サイトさんの感想を読んで
一生懸命思い出そうとはしたんですが、ダメでした…。

思い出せないものは置いといて、今作の感想ですが
良かった点としてはまず絵が見やすいですね。
キャラの表情も豊かだし、これだけでも読者の印象には
残りやすいんじゃないかと思います。

ソリッドモニターはぜひ実用化してもらいたい…!

・悪かった点
クリーチャーの造形に関しては、
たぶん寄生獣が好きなんだろうなあ…程度の感想は持ちました。
既視感はあるものの、パクリというほどのものでもないし
気味悪さは表現できていたのでいいと思います。
だから悪い点としては特に無いですね。

そういえば、脇屋さんは結局助けられなかった、ってことでいいのかな…。


【保険魔クロウ(森井崇正)】
・良かった点
この人もググったら↑の木村先生と同じNEXTで
『ブチキレザル』という作品を描いてたようです。
怖い不良が漫才をやる話というのを、なんとなく覚えてます。

今回のクロウですが、たぶんみんな感じたと思うんですが
やっぱりどこかネウロに通ずるものがあります。

それはそれとして、「運」を保険に適用するというアイデアは
面白いですし、最終的に主人公が不幸保険の虜になってしまうというのも
『笑ゥせぇるすまん』的なブラックさを感じて良いですね。

また、上司の「保険は適用させないのが我が社の原則」とかいうセリフも
(ブラックな)保険会社に対する風刺が効いててニヤリとしてしまいました。

あまりにも臆病な主人公に対するクロウのツッコミも
なかなか笑えるものがありました。

絵も上手いですし、これなら普通に連載とか狙えるんじゃないでしょうか。
その際は、笑ゥせぇるすまんに倣って
毎回保険適用される人は変えたほうがいいかもしれないですね。

・悪かった点
特に悪い点は見当たらなかったです。
読んでた時は気付かなかったけど、
コレそうとう質の高い作品なんじゃなかろうか。


【マイアニマル(土田健太)】
・良かった点
『LOCK ON!』の土田先生の新作です。

やっぱり絵は上手いですね。
上手いというか、僕の記憶にある土田先生の画力と
あまり変わってないというか…
つまりもともと上手かったって話なんですが。
それに伴って、ヒロインも可愛かったです。

・悪かった点
まず冒頭で思ったのは、女の子のスカートをずり下げるような奴は
一番風紀を乱してるし、そんな奴が朝の校門の番を任されるはずがない
…ってツッコミですかね。
先生もそこらへんのセクハラ(というか犯罪?)をやんわりと注意する程度だし。
もしかしてこの学校の風紀委員は、他作品の生徒会みたいに
超権力を有したりしてるんでしょうか。
主人公以外の風紀委員がどういう存在なのかを知りたい…。

あと、ぱんつの隠し方が不自然すぎ。
思い切って描いちゃうか、もっと上手く隠して欲しいものです。


【鬼学師 桃吾(八田垂穂)】
・良かった点
主人公の造形にどこかデジャブを感じたんですが、
コレというキャラが思い当たりませんでした。
強いて言えば、烈火の炎の森光蘭+封神演義の呂岳ってトコですかね。
人相の悪い主人公は嫌いじゃないです
(やや厨二的な雰囲気も感じましたが)。

・悪かった点
最初のフミ姉さんの笑顔があまりにも人間味なさすぎて
「あ、黒幕コイツだw」って分かっちゃったところですかね。
あと絵が荒いのが何とかなれば、もっと良くなると思います。


【うそつきは怪盗のはじまり(千吉良陵)】
・良かった点
今回のNEXT作家さんは面白い名前の人が多いなあ。
「へ~、こう書いてこう読むんだ~」と勉強になります。

本作に関しては、女の子が可愛かったです。

・悪かった点
主人公が、造形、性格ともに好きになれない…。
あと全体的になんとなく、見るのがつらい雰囲気があった。
その原因はよく分かりませんが…。


【HYENA STARDUST(好本拓朗)】
・良かった点
ラグビーというニッチな題材にあえて挑戦した気概は買います。

・悪かった点
まず絵を頑張ろう。

僕を含む、あんまりスポーツ詳しくない人にとって
ラグビーとアメフトって何が違うのかよく分からないです
(プロテクターというか、装備?を着けるか否か、程度の知識)。
で「ジャンプ」という媒体だと、自然と
『アイシールド21』が連想されるんですね。

アイシっていうのは言うまでもなく
人物造形もスポーツの躍動感も凄まじいレベルで上手かったわけですから、
似たような題材なのに絵柄で見劣りしちゃうと
どうしても比較されてしまうんですよね。

なので、とにかく絵を頑張ってもらいたいです。


【ハイキュー番外編】
いきなりメタ発言から始まるとは思ってなかったw


【トリガー番外編】
こっちもメタw
個人的には千佳ちゃんの水着のほうが嬉しかったのだが…。
そしてスク水だったらなお良かった…!


【黒バス番外編】
不覚にも黒バスで爆笑してしまったwww
レオ姉、なんて屈託のない笑顔なんだ…!


【ソーマ番外編】
秋刀魚はね、美味しいよね。


【ロストページ(西本拓也)】
・良かった点
あーちゃんが可愛かった。

アリスが自分を描いた作者に向かって
「もっとイケメンでさ 背高いお兄さんが描いてると思ったのに」
ということを言った時、作家集合写真がジャンプの表紙だった時代が
あったことを思い出しました。97年で終わったんですよね。

今考えると大胆なことをやっていたもんだと思います。
荒木先生とか秋本先生の顔はもう知れ渡ってるからいいだろうけど、
今は顔出しNGの作家さんも多いでしょうね。

・悪かった点
とりあえず冒頭のDQNが胸糞悪すぎる。
あれだけで、この作品を読もうという気が半分くらい削がれる。
もうちょっとこう上手い感じに、あーちゃんに
「自分をモデルとした漫画を描いている」と知られる展開はなかったものか。

あと、主人公の漫画が具現化した理由は無くていいんだろうか…?


【fire ball(打見佑祐)】
・良かった点
板垣イズムを継ぐ格闘漫画家の雛の誕生を見た!

こないだのジャンプ感想でも書いた通り、
NEXTの予告カットを見た瞬間に
「なんか板垣先生みたいな絵を描く人だな」という印象があったんです。
主人公の顔が幼年編の刃牙や餓狼伝の久保涼二に似てましたし。

で、新人作家紹介のページに「好きな作品 DB・バキ・北斗の拳」とあり、
さらに目次コメントに「シンクロニシティ」という単語があるのを見て
ああ、これは板垣先生のファンに違いないなと(笑)
もうそこで期待しちゃいました。

結果的に、期待を裏切らない素晴らしい作品でした!

文句が無いわけではないけど、それよりも良い点のほうが多かったです。
一番良かったのは、標的である空手家と遭遇した瞬間に
名乗りもせず「ちぇえいぃッ」と跳びかかって四連撃かましたところ
(この雄叫びにもバキの影響を感じるw)。
柳龍光の「立ち合いたいと言うのなら黙って仕掛ければよろしい」を実践した。
この点は実に素晴らしい!
これで庵堂を倒しちゃったら、それはそれで目的は果たせるわけですしね。

板垣先生の格闘漫画を読んでいるか否かで闘争に関するイメージは
冗談でなくかなり変わってくるので、
板垣作品に触れてない人のfire ballの評価は高くないかもしれません。
先の不意打ちの件を見て、実戦的ととらえるか、卑怯ととらえるかも変わると思いますし。

仮に連載となるならば、試合ではなく実戦を描いていってほしいです。
一番イメージに近いのは、丹波文七vs藤巻十三の立ち合いです。
試合であったとしても、地下闘技場みたいなのがいいな~。

もしルールがあったとしても、丹波文七vs堤城平みたいな、
互いの全てを出し尽くすような、全存在を比べ合うような戦いが見れたらそれでもいいです。
ちなみに餓狼伝の中で一番の名勝負は丹波vs堤だと思ってます。

刃牙の言葉を借りるなら

「ああいうこと(=闘争)が好きなんだ…。
大の男2人並べて、さァ、どっちが強ええんだ?…みたいのが…ね」


って感じでしょうか。
善悪とか、大義名分とか、さらには武器の有る無しとかすらどうでも良くて、
「俺とお前のどっちが強い?」っていう格闘漫画が読みたい。

余談ですが、そういう意味では
「陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす」はすごく面白い。
あれはルール有りの試合がほとんどだけど、戦い自体は本当に魅力的。
続編の爆ぜるもイカしてる!

真島クンはどっちかいうとカッチョイイ名前が付いた必殺技みたいのが多かったので、
より少年向けであったと思います。
鉄菱とか千人殺とか、みんなけっこう真似してやったでしょ?

卑怯な悪と戦うとか、世界征服を阻止するとか、みんなの笑顔を守るとか、
そういうのはワンピやナルトに任せておけばいいんです。
ただただ最強を目指して戦う、っていう漫画がジャンプにあってもいいんじゃないかな。

・悪かった点
ルールの有無とか禁じ手とかにちょっとこだわりすぎ…かな?

たしかに目突きや金的といった技は強烈無比な技で
公式な試合では当然反則と扱われるものですが、
それが禁止されていたからといって
「ルールに守られてる」というのも何か違う気がします
(「ルールに縛られてる」ならまだわかりますが)。

主人公である鬼 焔間(きさらぎ えんま)の父である幻間は
庵堂とのルール有りの試合で敗北したわけですが、
それは幻間がルールに縛られたからではなく、
庵堂がルールに守られたわけでもなく、
ただ単に幻間が弱かった、というだけのこと。

本当に強いなら、正拳突きだけでも相手をねじ伏せることは可能です。
禁じ手が使えなかったから負けた、というのは言い訳でしかないな、と。

↑で書いたこととちょっと矛盾するかもしれませんが、
仮にこの作品が連載になった場合、
ルール無しの闘争ということに、そこまでこだわって欲しくはないです。
もちろんルール無しの路上の闘争、野試合を描きたいというのなら大歓迎ですが、
ルール有りの試合でも、面白く魅せてくれるのが一流だと思いますので…。


【ロードローグ(木下敬次)】
・良かった点
コンビものとしては面白く読めました。

・悪かった点
悪いってわけじゃないんですけど、
仮にこれが連載になったら、似たような鎧のパーツを持ってる者同士の
バトル漫画になりそうだな…そして20週打ち切りになりそうだな…
と、ぼんやり思いました…。


【クロス・マネジ(KAITO)】
・良かった点
やっぱりこの作品は恋愛ものだったんだなあ、と
改めてしみじみと感じました。
作品の主軸がラクロスなのか恋愛なのか、ブレまくって
そこがいまいち読者にウケが悪かったんだと勝手に思ってますが、
最終的にこういう形に持ってきたことで
ああ、これを描きたかったんだな、と分かりました。

恋愛ものという意味で、
ニセコイとかよりもずっとちゃんと恋愛してたと思います。

・悪かった点
連載終了からずいぶん間が空いたので
正直キャラ設定とか忘れかけてました(笑)

次回作を楽しみにしています。

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No title

俺は逆にペンネームが地味な人が多いなーって感じました。作品や作者を覚えられるかどうかにペンネームが依る部分は結構大きいので載る前に再考してほしいなとw

「fire ball」はジャンプでは珍しいネタなのでそのまま本誌に欲しいですね。バキ系格闘ものは嘘知識やうんちくが好きなのでその辺の引き出しがしっかりあるのかなと不安ですが期待大です。

コメント返信1

>しきいしさん
珍しい名前は多かったですけど、たしかにペンネーム自体は地味な人が多かったですね。
ギャグ漫画家だとけっこうぶっ飛んだセンスの人も多かったりするんですが(笑)

「fire ball」はできるだけあのまま本誌に掲載してもらいたいですね。あの何でもありな感じはジャンプではけっこう珍しいので…。
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