『寄生獣』を読みました。

先日、ブックオフの100円コーナーで、名作と評判の高い『寄生獣』を
2巻~10巻(最終巻)まで買いました。
しかも、コミック一冊50円引きセールだったので9冊買って450円!
こんな名作をこんな値段でほぼ揃える事ができるんだから、古本屋巡りはやめられません。

さて、そんなわけで『寄生獣』を読破してみました。
実は小学生のときに前半は読んだ事あるんですが、後半は手付かずでした。
でも正直、この年になってから読んだほうが味わえる作品であると思います。

『寄生獣』を読んでいて感銘を受けたのが、ミギーがシンイチを護るために彼の体から離れて、
死を覚悟しながらもシンイチの身を案じる場面ですね。
なんというか、『うしおととら』を読んだときにも感じたんですが、
人間とそうでない生命体との、種を超えた友情というのを見るとなんだか
すごく感動してしまいます。
しかもこの作品は主要人物でも割と簡単に死んでしまうので
ミギーの安否がマジで分からないんですよね。
僕は正直、完全に死んだものと思ってましたし、奇跡的に戻ってきた時は
ちょっと泣きそうになりました。
最近の「主人公側は殺しても絶対死なない」風潮の少年漫画では
ありえない種類の感慨です。こういうのは大事だと思う。

もう一つ、ちょっと考えさせられたのが
シンイチが後藤にトドメを刺すシーンです。
これはページの使い方や心理描写が巧く、また僕が少年漫画的な思考しかできないせいで、
ぜったいトドメは刺さないと思ってしまっていました(悟空vsベジータと同じみたいに)。
実際最初は、瀕死の後藤を見て『なんか…哀れだ』という理由でそのまま
後藤を生かす選択をしたので、
「あーあ、やっぱり生かしてしまうのか…」と思ったのですが、
そのあと考え直してトドメを刺すシーンを見て
「この漫画はちゃんと考えて作られているな」と感動しました。
でも常識的に考えて、シンイチが自分の種族=仲間=人間を守るためならば、
ここはトドメを刺さなければならないです。
後藤を殺すのは「人間のエゴ」、殺さないのは「シンイチのエゴ」です。
ここら辺のことは岩明均先生のあとがきに書かれているので深くは考察しません
(というか、正直テーマが雄大にして深遠すぎて松竹梅の脳みその及ぶところではないですorz)
ただ、本来関わりのない人たちが自分のせいで巻き込まれて死んでしまうという
シンイチの自責の念の点からも考えると、後藤を殺さない選択はありえなかったとも思います。
殺したら殺したで、むげに多種族の命を奪った自責に苛まれるのかもしれませんが…ううーん、むずいなw

なんだか単なる「読書感想文」になってしまいましたが、
少しでも興味を持ってくれたら、そしてもし未読であったなら
ぜひ読んでみて欲しい作品です。
ただ、微妙にグロ注意です。でも本当に面白いです。

この面白さを伝える文章・表現力が僕にあればいいんですけどね。
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